中国語が話せるようになりたい動機や当面の目的は、
人それぞれだと思いますが、たとえば

-中国（台湾）に旅行に行き、英語が通じない現地人ばかりの市場でうまく買い物をしたい。

-中国人（や台湾人）と友達になり、中国語でコミュニケーションできるようになりたい。

-中国語を活用している会社に就職（転職）したい。

などなどかと思います。

１．中国語会話をマスターするのは、簡単？

大学生が、第二外国語を選択する際に、「中国語は漢字を使用して、
日本語の漢字と共通のことも多いので、勉強するのが簡単では？」
という単純な動機で、選ぶ学生もいるようです。

大学生でなくても、漢字を使っているから学ぶのは簡単では？
と勘違いしているケースがあります。

中国語の意味をなんとなく理解するという点では、
漢字を使用していますから、漢字を全くしらない言語圏の人と
比較すれば、文章の意味が理解しやすい点では、有利です。

しかし、発音やイントネーション、文法構造などは、日本語と全く
異なり、英語を話す人と比べれば、不利な状況です。

中国語会話のマスターしやすさやは、英語話者のほうが
日本語話者より断然早いです。

日本語とは全く異なる外国語ですから、簡単に考えてはいけません。

２．中国語会話の勉強は、独学が可能？

大型書店に行くと、１つの大きなコーナーになるくらい
数多くのテキスト、参考書、CD教材などがありますから、
それらを使って、もちろん独学で始めることは可能です。

しかし、メースメーカーとなってくれる人がいなかったり、
目標がないとモチベーションが続かなかったりします。

よい教材を見つけて、また可能ならばペースメーカーに
なってくれる人が見つけられればベストです。

中国語検定HSKの合格を１つの目標にするのもよいかも
しれません。

中国語検定HSKとは、

３．中国語会話は、方向性を間違えると上達しない

これから中国語会話の勉強を始める人や始めたばかりの初心者にとっては、
学習していく上での方向性がとても重要です。

中国語の読み書きよりも、中国語の会話を当面、重視したいのであれば、
発音やイントネーションは、きわめて重要です。

大学で中国語を専攻し、卒業後も細々と勉強続けて、
トータル１０年くらいは中国語勉強しても、全く
中国語会話の基礎もまともにできない！

そんな方も現実にいるからです。

英語を１０年以上勉強しても、日常英会話も
うまくできない人がいるのと同じことです。

中国語の学習では、発音が非常に重要です。

まずピンインと四声の勉強からスタート
してください。

４．おすすめの中国語学習法

– 中国語は必ず声に出して学習する

音読をすると上達が早くなります。
発音が難しいのでＣＤなどの音声教材は、必ず必要です。

独学が基本であってもオンライン会話なども併用すれば
より効果的です。

たとえば、ピンインと四声は、とても重要で、
ピンインと四声は一緒に覚えて、
一文字の言葉は一文字で、二文字の言葉は二文字で
きちんと発音ができるように覚えるとよいです。

三声の声調にも気をつけてください。
三声の声調が、ある場合には変化することがあります。

– 最良の教材は、やはりNHK、

値段も安くて、手ごろなのは、独習の場合には、
NHKのテレビ中国語やラジオ中国語です。

NHK中国語の番組案内

一般教材としてのテキストは、繁体字のテキストのほうがよいですが、
なければ簡体字で勉強して良いです。

– 中国語検定HSKの合格を励みにする

1級が最も簡単で、６級が最上レベルですが、
2級か3級をまず目標にして、勉強を始めると
モチベーション維持になります。

中国語HSK各級の紹介

– 動詞を強く意識して学習すると中国語上達が早い

日本語は、文の結論にあたる述語は、一番最後にくることが多く、
最後まで聞かないと何が言いたいのかわかりません。

中国語では、英語と文法的には同様に、語順は基本的に
「S（主語）＋V（動詞）＋O（目的語）」で文章が構成されています。

何が、言いたいのかに注視する際には、動詞に注目することです。
動詞をしっかり覚えることで、コミュニケーションの幅が広がります。

５．ネイティブとの中国語会話の機会を独学や自宅学習でも設ける

話したり聞いたりできるようになりたい、という身持ちが強いのであれば
やはりスクールに行くのが一番です。

語学の学習ですから中国語の言葉のやりとりをするのがやはり
一番の上達法です。

ただ問題点としては、スクール費がかなり高額になる点です。

独学で学習している場合でも、ときどきオンライン中国語講座を
受講したり、実践中国語会話をするのは、よいかもしれません。