変形性膝関節症のリハビリ法<その3ヶ条とは?>原因、症状、治療、ストレッチ法について…
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膝が痛いと、歩くのも苦痛になって
いやなものですね。
そんな変形性膝関節症について、
原因、症状、治療、リハビリ法について
紹介します。
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変形性膝関節症とは…
そもそも変形性膝関節症とは、変形性関節症の一種で、膝関節のクッション部分にあたる
軟骨のすり減ったりや身体全体の筋力の低下することが原因となり、
膝の関節部分に炎症が起きたり、関節が変形したりし、その結果として
膝の痛みが発生する病気です。
中高年に多い病気ですが、とくに体重オーバーの女性に多く、
50歳以降の高齢になるにつれて症状が発生する人が急に増えていきます。
変形性膝関節症の原因
一般的な原因としては、膝を動かさずにいる運動不足により、
筋肉が緊張したままになり血流不足となり、
筋肉組織が活性力を失い、膝関節のまわりの組織破壊が進み、
変形性膝関節症が発症という流れが多いです。
多くの原因は関節軟骨の老化であることがほとんどで、
肥満や遺伝因子も関与している場合があります。
加齢による場合は、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、
さらにすり減り、膝関節が変形します。
肥満が最大の原因である場合が多いです。
加齢と肥満で半月板がすり減り、関節が変形します
進行すると、関節が変形します
また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷で発症することがあります。
さらに感染症の後遺症として発症することもあります。
変形性膝関節症の症状
男女比では、約80%が女性です。
高齢者になるほど罹患率は高くなります。
主たる症状としては、膝の痛みと水がたまることです。
初期には、立ち上がり、歩きはじめなど
動作を開始する時のみに痛みますが、
休みをとると痛みはとれます。
中期になると、正座や階段の上り下り
が困難な状態になります。
特に階段を下りる時に重力がかかるため
とても膝が傷みます。
後期期になると安静にしている際にも
痛みが発生します。変形してしまい
膝を通常の状態で伸ばすことができません。
歩行さえも困難な状態になります。
変形性膝関節症の治療と手術
初期の状態なら痛み止めの内服薬や外用薬
さらに湿布が効果的です。
漢方薬の防已黄耆湯は、オススメです。
中期であるなら膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。
ただ、ヒアルロン酸注射は膝の症状が治るわけではなくて
一時的な膝の潤滑油のようなものです。
また大腿四頭筋強化訓練や関節可動域改善訓練など
運動器具を使用したリハビリテーションを行います。
さらに膝を温めたりする物理療法を行う場合もあります。
足底板や膝装具を作成することもあります。
このような治療でも治らない後期の場合には、手術治療も検討の余地に入ってきます。
関節鏡手術、高位脛骨骨切り術、人工膝関節置換術などの手術法があります。
手術後のリハビリは、よいのか?
変形性膝関節症でリハビリをして多少なりとも
症状がよくなるのは、初期症状の場合だけです。
忠度から重度の場合には、リハビリのやり方によっては
関節を余計に悪くさせてしまうこともあるので注意が必要です。
わかりやすく言えば、膝に負荷がかかった状態でおこなう運動は
基本的に膝を悪化させてしまいます。
専門医や理学療法に十分に相談してください。
自己流は、禁物です。
変形性膝関節症へのリハビリ3ヶ条とは?(初期症状の場合のみ)
膝の痛みを改善するために、以下の3ヶ条を頭に入れて、
さっそく今日から実践してみてください。
リハビリの目的は、大腿四頭筋の筋力アップです。
膝への荷重がかかる際にクッションの役目を担ってくれます。
リハビリにおいて、特に大切なことは、鍛えているつもりが、
逆に荷重を余計にかけないことです。
1.膝関節への負担軽減
もし肥満であるならダイエットに努めることです。
膝は体重がもっともかかる関節ですので、
減量することは膝の負担の大きな軽減となります。
ただ、ダイエット方にもいろいろありますが、
激しい運動系のダイエットやエクササイズは
逆効果です。
かえって膝に負担をかけてしまいますので、
食事療法を中心としたダイエットから
始めた方がいいかもしれません。
2.膝関節周囲の筋力アップ
運動で最もおススメできるのは、プールでの歩行です。
浮力があるので、関節への負担は少なくなるからです。
通常の散歩やウォーキングは、筋力アップにはよいのですが、
膝に負担をかけてしまうことが多いので、本格的には
症状がかなり改善してからです。
ウォーキングするなら、膝に負荷をかけない
両手に杖を使うノルディック式ウォーキングいいです。
筋力アップの中でも太ももの筋肉を強くすることも大切です。
しかし、強度の高い有酸素運動などをすると余計に膝が痛く
なってしまいますので、オススメは自転車です。
外を走れば、気分も爽快ですね。
スポーツジムにも、移動しませんが自転車がありますね。
3.膝関節にやさしい生活習慣の改善
膝関節に負担をかけず、筋力アップの補助となるような生活習慣
に変えていくことも、膝痛の改善を促進します。
ぜひ、以下のことに心がけてください。
-毎日お風呂に入り血行をよくする。
-足にあった靴や敷板を使う。
-杖を利用するようにする。
-サポーターなどを利用して膝を冷やさない。
-和服を着た場合には、和服を脱いだら足のストレッチをする。
-正座をしない。
-重い荷物を持たない。
-階段の上り下りで無理しない。
このようなことに注意するだけでも、症状改善を促進します。
ぜひ実行してみて、変形性膝関節症の症状を改善してくださいね。
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